給与について

看護師の給与は他の職種に比べ高給であると言われていますが、ここでも地方と都会の差はあるのでしょうか。
一言で言えば、「ある」と言えます。給与は国公立の病院以外では、各病院ごとに金額の設定ができますからその地方ごとで異なってきています。
例えば都心部で東京で日勤のみの外来勤務は月収32万円程度になりますが、同条件で地方でみると、月収28万程度になりますので、金額的には4万円もの歴然とした差があります。

日本看護協会2002年看護実態調査によると、都道府県・設置主体・病院規模等による給与の違いを明らかにしていますが、初任給(基本給)で見ると、最高なのは千葉県(216,815円)つづいて静岡県と東京都、京都府、岐阜県となり、最低なのは山口県(180,644円)になります。

ある看護師求人サイトが提供しているデータを参考にすると、主要都市圏で大阪府の正看護師の平均年収が4,917,000円、愛知県では5,157,000円それに対し、福岡県は4,329,000円となり比較すると80万円近くの差が出ます。主要都市圏でもこれだけの差が出てしまうのです。都市部と地方ではもっと差が出ることが予想されます。

都道府県別の人口と比較した看護師数を見てみると、人口10万対比で看護師が最も多いのは高知県の1448.4人となっており、これに鹿児島県の1446.1人、宮崎県の1412.0人、熊本県の1395.6人、徳島県の1355.5人など九州・四国の県が続きます。一般に南西日本の方が人口に対する看護師の数が多いという傾向があります。これは病院数にも当てはまります。

一方、看護師が少ない都道府県のトップ3は埼玉県の598.8人、千葉県の611.4人、神奈川県の621.3人となっています。千葉県は看護師の絶対数が少ない分、給与は高いという傾向が如実に出ています。

ただし、その給与額はそのまま「低給与」とは言い切れません。それは物価水準が違うからです。つまり、生活に必要な費用が地方と都心部ではかなり違うということです。
例えば家賃で言えば、東京でワンルーム借りる金額で、地方では2DKが借りられるという位の違いがあります。看護師は住宅補助や寮が完備されていたりといった点で家賃不安はあまり関係ないかもしれませんが、食費なども地方の方が安く、また、環境面でも豊かな自然などに恵まれていることも多いので一概に都会と地方の差を金額だけで比べられるものではありません。

ただし、国立の病院に勤めている場合は、国家公務員となりますので給与は地方でも高くなります。

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